「お母さん!ありがとう♪」
笑顔でこの言葉を言ってくれた、
小学3年生の次女の言葉に、私の迷いは吹っ切れました。
吹っ切れたというよりも、むしろ、
やっぱり行ってよかった!
と心から思いました。
前の日の夜、時間割をしていた次女は、
授業の準備のため、
新聞紙や半紙を書道バックの中へ入れていました。
次の日の朝、
「行ってきま~す!」と元気に出かけた次女を門まで見送り、
リビングへ戻ると、
ダイニングのイスの上に、書道のバックが・・・・。
私は迷いました。
追いかけて持っていくか、
そのままにしておくか・・。
「忘れた経験をすると次回から気を付けるからそのままにしておこうかしら?」
「書道の時間にお道具が無いと困るだろうな・・・。」
迷う私がいました。
「もし、私が娘の立場だったら、どうして欲しいかしら?」
と私は自分に質問をしました。
「持ってきてもらえたら、嬉しいと思う」
そこで、私は学校へ習字道具を持っていきました。
「はい、習字道具!」
笑顔で娘に手渡すと、
娘は満面の笑顔で私を見て、
「お母さん!ありがとう♪」と言ってくれました。
子育ての相談の際に、
「どうしたら良いですか?」と尋ねる人がいます。
これは「正しい答えを求めている」質問です。
「子育てに正しい答え」はないかもしれません。
だから、「正しい答えを探そうとしても見つからない」のかもしれません。
そして、
「見返りを求めず、そうしたいからするという愛で子どもに接する」と、
愛は真っ直ぐに伝わるように実感しています。
私が小学生の頃と比べると、
今のお習字バックは可愛いデザインが多くて素敵だと思います♪

夕方、
「お母さん、ただいま~!今日ありがとうね♪」
と元気に笑顔で帰宅した娘を見て、
ただただ満足した私でした。

