「『産後うつ』になりかけた私を救ってくれた言葉」とは?

自殺率というのは、人口10万人当たりの自殺者数です。

2017年5月30日の、西日本新聞(夕刊)と日本経済新聞(夕刊)によりますと、世界保健機構(WHO)のデータベースで自殺率を比べると、日本は世界でワースト6位です。

<諸外国の自殺率>

1位 リトアニア

2位 韓国

3位 スリナム

4位 スロペニア

5位 ハンガリー

6位 日本

7位 ラトビア

8位 ウクライナ

特に女性はワースト3位です。

<女性の自殺率>

1位 韓国

2位 スリナム

3位 日本

しかも、死因を5歳ごとの年齢階級別に分析すると、15歳から39歳の5階級で1位が「自殺」と判明しました。

そのなかには、妊婦さんの自殺も含まれます。

2016年4月24日の毎日新聞によりますと、

自殺で亡くなった妊産婦が東京23区で2005~14年の10年間に計63人に上ることが、東京都監察医務院などの調査で分かった。

妊産婦の自殺数についての本格的な調査結果が明らかになるのは初めて。

出産数に占める割合は10万人あたり8.5人となり、出血などによる妊産婦死亡率の約2倍に上る。

ということです。

政府は、新たな自殺総合対策大綱を閣議で決定し、学校や行政の連携による若者対策や、「産後うつ」などを原因とする妊婦対策、過労自殺対策の推進を掲げる方針だそうです。

このような話を聞いた時、どう思うかは大切だと思います。

「自分は大丈夫」と思う人がいるかもしれません。

「自分の子どもは大丈夫だろうか?」と心配する人がいるかもしれません。

「私も考えたことがある・・」と思い出す人がいるかもしれません。

それ以外の人もいるかもしれません。

大げさに心配する必要はないと思います。

ただ、自分自身も子どもにも、頑張りすぎたり我慢をしたりしすぎないようにすることが大切ではないでしょうか。

嫌な時は嫌と伝え、困った時は手伝ってほしいと伝える。

他者が困ったと伝えたときは、できる範囲でお手伝いをする。

このようなことを習慣にするだけで、大変と感じていても、乗り切ることができるのではないでしょうか。

実は、私も、<あれは「産後うつ」になりかけていたのかしら?>と、思うことがります。

早期胎盤剥離が原因のため、1か月の早産で長女を個人病院で出産した私。

緊急帝王切開でしたし、仮死産で5分間呼吸せず1890グラムで生まれた娘は、救急車で大学病院へ運ばれました。

目を覚ますと、娘は傍にいません。

・子どもの様子はわからない。

・点滴やおしっこの管が入っているので、動くこともできない。

・多分、ホルモンバランスが崩れていて、感情が不安定。

・「どうしてこうなったの?」と主人の両親から言われることが、責められているように感じる。

・隣の部屋から、赤ちゃんの泣き声が聞こえると、罪悪感と不安でいっぱいになる。

・不安になって主人に電話をすると、「俺だって疲れている」と冷たく言われた上に電話をすぐに切られる。

これは、主人も若くて大変だったと、今は理解しています。

これらのことが重なって、不安と罪悪感と悲しさなどで思い切り自己否定をしていました。

出産から5日ほど経って、元の会社の同僚で先輩ママのNさんがお見舞いに来てくれました。

その時に、こんな風に言ってくれました。

「出産をすると、心の感情が大きくなって、不安になったり悲しくなったりするけど、それは、当たり前のことだからね。誰にでもあることだから、大丈夫。」

そして、

「子育て中も、イライラしたり、悲しくなったり、大変だ!と思うこともいっぱいあるけど、一生続くわけじゃないから大丈夫」とも言ってくれました。

つらさを感じていた私にとっては、Nさんのこの言葉で、気分が軽くなりました。

「つらいな・・・」と感じることは誰にでもあるかもしれません。

「つらい」と感じることが悪いことでは無いと思います。

「つらい」と感じたときに、「つらさがひどくなる」か、「つらさが軽くなって楽になるか」のどちらになるかが大切だと思います。

「ひどくなっていく人の特徴の1つ」は、「自分だけ」と思ってしまうことではないでしょうか。

「自分だけ」と思うと、周りの人が幸せに見えて、ドンドン落ち込んでしまうかもしれません。

でも、
「誰にでもあること」「あるあるの出来事!」と思うと、気持ちが楽になると思います。

自殺をする人が減り、皆が天からもらった才能を発揮して楽しく生きる世界になることを願っています。

皆様の気持ちが楽になるように、これからも、楽しい子育てを伝えていこうと思います。

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