文部科学省は27日に、2015年度の問題行動調査の結果を公表しました。
そのため、今日の朝刊では、詳しい内容が掲載されています。
日本経済新聞は社会面に

・いじめ認知 過去最多 15年度22万件超 現場で把握進む 文科省
・1000人当たりのいじめの認知件数を都道府県でみると、最多は京都府の90.6件で3.5件で最低の佐賀件との差は26倍
・小中学生の不登校 欠席日数90日以上57%

と書かれていました。
西日本新聞は、

・いじめ最多22万件 15年度小中高積極認知進む
の見出しで1面に記事が書かれていました。
さらに、

・いじめ防止 遠い効果 法施行3年
・自殺者 15年度9人 遺族「何ら変わってない」
・外部へ相談増 学校に届かず
・鹿児島の団体対応 月延べ1000人
・ネットの悪口見えにくく
・相談者がつらい心境をつづったメールとともに送ってきたライン画面
・福岡県いじめ問題対策連絡協議会会長の林幹男福岡大教授(臨床心理学)の話
・「キレる」児童 低年齢化加速
などの見出しで、記事が3面に大きく掲載されていました。
「学校に行きたくない・・・」と子どもが言った時、私達親はどうしたら良いのでしょうか?
住んでいる地域や家庭の考え方など、色々な要素はあると思います。
ただ、私自身の経験やこれまでのアドバイスの結果から、「どうしたの?」と、まずは、子どもの話を聞くことが必要だと思います。
多くの人は、耳は2つで口は1つです。
だから、親が話す量の2倍の量、子どもの話を聞くことが大切です。
そして、学校が原因であれば、学校の先生に相談をすることが必要だと思います。
学校は、担任・学校主任・教頭など、必要によって相談する相手を選ぶことが大切です。
学校の先生に相談してもダメな時や、学校の先生に相談できない内容の場合は、都道府県や市町村の教育委員会の保護者相談窓口に連絡をすると話を聞いてもらえます。
このように、
・子どもが困ったら親に話をできるようなコミュニケーションを普段から行っておくこと
・学校や教育委員会の相談窓口へ相談すること
などが必要だと思います。
それでもだめなら、子どもを休ませたり、転校をすることを検討するのも1つの方法だと思います。
学校を1日休むと気分が変わって次の日から学校に行くようになることもあると思います。
学校を休んで、本を読んだりテレビを見たりして、リフレッシュして学校に行くこともあると思います。
好きなお稽古事をしたりして、自信がついたら、学校に行くこともあると思います。
「勉強が遅れる・・・」と心配する親もいるようですが、本を読む習慣のある子の場合、小学校を何日も休んだとしても、中学生になれば勉強は追いつきます。
「学校を休んだのだから、好きなことをしてはいけない」と子どもの行動を制限する親もいるようですが、好きなことをしてリフレッシュすると、暇と感じて学校に行く気になることもあります。
子どもが学校に行きたがらない時、無理に行かせることは無いと私は思います。
「親は自分を守ってくれる」
「家庭は安心できる場所」
このように子どもが思うことができれば、子どもの命は守れますし、子どもは幸せな人生を歩む人に成長できます。
だから、安心して欲しいと思います。
私自身は、いじめにあって、小学6年生の2学期から卒業式前まで学校に行っていません。
中学1~2年生も結構学校を休んでいました。
でも、高校も大学も卒業しました。
私の長女は、小学5年生の時の担任の先生と合わなくて、主人と一緒に小学校へ行き、教頭先生、長女の担任の先生、4年生の時の長女の担任の先生と5者面談をしました。
でも、担任の先生の対応が変わりませんでしたので、5年生は40日以上休みました。
長女は、中学校1~2年生の時も、「行きたくない」と言って休むことがありました。
でも、中学3年生、高校1~2年は、皆勤です。
「高校3年間、皆勤賞を目指す!」と言って、健康管理に気を付け、冬はアロマオイルを垂らしたマスクをして眠るなど、予防も徹底しています。
ヤル気になれば、子どもは自分から行動することを実感しています。
現在小学6年生の次女は、小学3年生の時に学級崩壊を経験しました。
やはり、学校へ行けなくなって、60日ほど休みました。
体重は10キロ以上増えました。
でも、4年生になり、クラス替えがあって担任の先生も変わり、普通に学校に通うようになりました。
5年生からは、剣道を習い始め、自信もついたようです。
6年生になり、また、担任の先生と合わないようですが、担任の先生は一生懸命に対応してくださっていますので、教頭先生と一緒に娘と担任の先生のコミュニケーションの橋渡しをしています。
私が住んでいる福岡市では、欠席日数は高校受験の結果に大きく影響すると言われています。
だから、中学校では休まない方が良いかもしれません。
でも、いじめに合ったり心が風邪をひいたりしてしまった時は、欠席するのもしかたがないと思います。
義務教育とは、子どもが学校へ行く義務ではありません。
子どもは教育を受ける権利があり、保護者は子どもに教育を受けさせる義務があるということだそうです。
権利は放棄できます。
だから、その時の状況で、ベストと思う選択を親子ですることが大事だと思います。
「子どもが学校へ行きたくない」といった時、学校に行きたくなるような努力を親子でしたり学校に相談したりする。
でも、行けないのだったら、欠席することもありだと、思います。
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