「お年玉ってどうやって貯めたらいいですか?」
という質問をいただくことが少なくありません。

お正月に会う親戚の人数や家庭の価値観にもよりますが、
もらうお金の総額が一番多いのは、
「お年玉」という子どもは多いのではないでしょうか。
私の娘たちもそうでした。
「お年玉ってどうやって貯めたらいい?」
という質問を初めてされた時、
私はその質問をしたことがなかったので、
ビックリしました。
そして、
「貯める目的は何ですか?」と尋ねました。
「お年玉ってどうやって貯めたらいいですか?」
と尋ねる人は、貯める目的を質問すると、
ある答えをすることが多いのです。
それは、どのような答えだと思いますか?
「何かあった時のため」です。
「何かあった時のため」と答えている人の、
「何か」というのは、
無意識に「困ること」をイメージしていることが多いようです。
例えば、病気・事故など・・・。
そうすると、不思議なことに、
一定の金額がたまると、
「困ること」を引き寄せてしまう人が驚くほど多いのです。
それも親子そろって・・・。
だから、一つお勧めなのは、
貯金をするなら、
貯金箱や通帳に楽しい目的を書くことです。
例えば、
「海外旅行へ行く貯金」
「希望の学校へ行く貯金」
「歯科矯正の貯金」
など・・・。
具体的な目標がなければ、
「夢をかなえる貯金」
でも良いかもしれません。
そうすると、それを目にするたびに、
楽しい目的をイメージできます。
ただ、子どもの年齢によっては、
子どもにとって大きな金額を使う体験をするチャンスだと、
私は考えています。
そのため、私は、
子どもが小学生になったら、
もらった金額の半分は貯金、
半分は子どもに渡しています。
渡したお金の使い方は自由です。
私の長女は、
小学3年生の時に、
100円ショップで20本のマニキュアを購入しました。
手足の指に1色ずつ塗って楽しんだようです。
ただ、長女は、バレエやピアノを習っていますので、
春・夏・冬などの長期休みや週末もレッスンがあるため、
マニキュアを塗る機会はほとんどありませんでした。
数か月で、、
全てのマニキュアは乾いてしまい、使えなくなってしまいました。
この体験から、長女は、安い物を大量に購入するのを一切やめ、
必要な物や気に入ったものを吟味して購入するようになりました。
中学生になると、
「2割貯金で残りは使って良いけど、どうする?」
と尋ねたところ、
「たくさんお金を持っていると怖いので、
半分は貯金をしてきて!」と話し、
いただいたお年玉の半分を私に渡してくれました。
今、小学4年生の次女も、
半分を私に渡してくれました。
残りの金額については、
欲しい物と代金を紙に書き、
計算機で何度も計算をして予算を立てていました。
この経験も娘にとっては貴重なものだと思います。
大人から見ると、無駄なものを買っているなと思うこともあります。
普段、数百円使っている小学生にとって、
1ケタ多い金額を使うというのは、
私達にとって数百万円を使うのと同じような体験だと思います。
数千円で失敗体験をできるのなら、
安い物だと思います。
私は、「お金に関する相談」を受けることも多いのですが、
「使うことにネガティブな感情を持っている人」が多いと感じています。
お金は目的を達成する手段の一つなだけです。
そして、お金はエネルギーです。
どんな気持ちで使うかが、とても大切です。
だから、楽しい気持ちで使うことを、
私自身心がけていますし、
子ども達にも伝えています。
毎年もらうお年玉について、
親がどのように導くかによって、
お金を扱う時の感情が決まると実感しています。
貯めるのも使うのも自由ですが、
「望んでいる気持を得ること」が重要なのではないでしょうか。
お年玉の扱い方について、
あなたはどのような気持ちを感じたいでしょうか?
お子さんへどのような気持ちを感じて欲しいと思いますか?
この質問に答えると、
扱い方が決まるかもしれませんね。


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