「そこまでしないといけないんですか???」
相談者の方の多くに、この言葉を言われました。
電話相談では、中学校受験の準備に関する内容もあります。
関西の難関校、灘、甲陽、東大寺、洛南を目指している親御さんもいらっしゃいます。
そのため、私は、
佐藤亮子さんの著書
『「灘→東大理Ⅲ」の三兄弟を育てた母の秀才の育て方』
『受験は母親が9割』
の2冊を紹介しています。

これまで私は何百冊もの育児書を読みましたが、
この本を読んで次のことについて素晴らしいと感じました。
「生まれた時から大学入試までのことをこんなに具体的に書いてある本は初めて!」と・・・。
東大に合格した人本人が自分の体験を本にすることはあります。
その本にも参考になる点は多いのですが、生まれた時の家庭環境はその人にとって当たり前という部分が多く、
当たり前の部分が一般の家庭とは違っているのに、紹介されていないことが多いのです。
塾の先生や学校の先生が勉強法を紹介している本もあります。
その本にも参考になる点は多いのですが、「小学校」「中学校」などの、ある時期だけの勉強法しか書かれていないことが多いので、
家庭でどのように取り組んだらよいかわからないこともあります。
それに、子どもは、学校や塾、友達といる時、親といる時、など、過ごす相手や場所によって、言動が違います。
また、「美容整形の経験」と「子育て」には似ているところがあるのです。
それは、「していることを人に話さない」ということです。
それを、個性の違う3人について、生まれた時から大学入試までの取り組みを、かなり具体的に伝えているなんて、すごい!と感じました。
「子どもの成績を伸ばしたり志望校に合格させたい」と考えるのでしたら、
この本に書かれていることをやれば、子どもの成績は伸びるし合格する確率もかなり高いと言えると思います。
ただ、この本の著者の発言が、「灘校3兄弟」の母親として炎上しているようです。
著書や発言の一部を切り取って攻撃するのは、良いこととは思えません。
子どもの可能性を得るためにできるだけの事をしたいと思う親は多いのではないでしょうか。
「灘→東大理Ⅲ」の三兄弟を育てた母の秀才の育て方』の「はじめに」に書いているように、このお母さんは、自分の子どもを天才ではなく秀才と認めたうえで、「子どもに対してすべての責任を持つ」と決め、18歳まで、とことん面倒を見て、一緒に学んで、導いてあげたいと考え、実践されたのです。
しかも、「この方法だけで!」と頑なに1つの方法にこだわったわけではなく、
子どもの個性に応じて工夫をしています。
その方法が子どもにとって苦痛であれば、
2番目以降の子どもは上のお兄ちゃんと同じ道へ進むことを嫌がったかもしれません。
でも、上のお子さんと同じ道へ、下のお子さんも進んでいるのでしたら、
その道に進みたいと思わせるように導いた結果なのではないでしょうか。
この本を書いた人や発言を批判することは簡単かもしれませんが、
それで得られることがあるのでしょうか?
子どもが良い成績をとってくれば親として嬉しいですよね。
そのために大切なのは、
怒った顔で「宿題はした?」と確認することではなりません。
「勉強しなさい」と叱ることでもありません。
一緒に取り組んだり認めたり、
子どもが喜ぶ方法で、
「勉強は楽しい」と思う環境を作ることではないでしょうか。
そのために、書いてあることを素直にやってみて、
やってみた結果を踏まえて工夫をすることが大切なのではないでしょうか。
私が主宰する楽しい子育て実践会の会員の方たちは、
日本だけではなく海外に住む人もいます。
配偶者や本人が、医者、教師、芸術家など、各方面のプロの人もいます。
楽器の演奏で海外で活躍している人の中には、
「高校生の時まで、親がレッスンに同行し、練習中も親は横にいてくれた」と話す人もいます。
スポーツや芸術で一流になった人の多くは、
親がつきっきりでサポートをしている場合も少なくありません。
それなのに、勉強で親がサポートをすると批判されるのは不思議だと感じます。
何かの結果を出した人が、その経験を紹介してくれた時、
自分がそれを目指すのであれば、
「自分に取り入れられるのはどんなことかしら?」と自分自身に質問をして、
やってみるようにすることが必要だと思います。
そうすることで、
これからも、何かについて結果を出した人が、
それまでの経験をドンドン教えてくれると、
私達にとって参考事例が増え、目標を達成しやすくなるのではないでしょうか。
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