お子さんが小学生になると、とても大きくなったように感じる親御さんが多いようです。
しかし、お子さんの、勉強や時間の使い方やお片付けなどについて、
悩む親御さんも多いようです。
そのような親御さんの悩みを伺って、感じるのは、
「お子さんに求めている内容が、子ども発達と合っていない」と言うことなのです。
10歳までの子どもは、物事を感覚的に理解し、会話します。
理論的に理解し、会話ができるようになるのは、
10歳からです。
つまり、10歳の子どもは、理論的会話初心者なのです。
それなのに、小学校低学年のお子さんに、理論的な会話を要求している親御さんが、
とても多いのです。
だから、お子さんと会話をする際には、具体的に伝わるような、【質問】を行うことが大切です。
例えば、お子さんが、「お友達にいじわるされた」とおっしゃった際に、
親は、お子さんが大勢の人にいじめられている様子を想像し、
我が子は被害者、それ以外は加害者と判断し、
学校に乗りこんでしまうと、大騒動になってしまいます。
そのような際には、まず、傷ついたお子さんの気持ちを受け入れることが大切です。
親は、「そう、意地悪をされたの・・・。悲しかったね」のように伝え、
その後、「意地悪って、どんな事をされたの?」や
「お友達って、誰?」のように尋ね、
それから、その意地悪をされる前のお子さんの行動をや会話について、
優しい言葉で質問をしては、いかがでしょうか?
そうすると、あなたのお子さんにとっては、大きな意味がない会話であっても、
お友達を傷つけてしまう言葉を伝えてしまったために、
お友達は、言葉で反論できずに、思わず叩いてしまったのかもしれないし、
お互いの気持ちの擦れ違いが起きて、言い争いをしたことを、「いじわるされた」と
表現してしまったのかもしれません。
このように、物事を明確にするための質問を、
日頃から親が行って会話することで、
お子さんは、論理的に話す練習ができます。
そして、このように会話を行うことで、
親も親子の信頼関係も育まれます。
幼稚園生と比べると、大きくなったように感じる小学生ですが、
まだまだ、6歳~12歳の子どもです。
だから、親子で、会話の練習を心がけると、
良いと思います♪
<スマホの方にオススメ>
最新の更新を
▼プッシュ通知でお知らせ